鼻水が止まらない・・・鼻水は透明でさらさらの状態。
風邪気味かな?と思うけど、似たような症状がインフルエンザや花粉症にもありますので、一体どれにあてはまるかわからない時があります。
鼻水の症状は似ていても、風邪とインフルエンザと花粉症では対処方法がまったく違いますので、病院に行くのが一番かと思いますが、
その前にある程度は把握して病院に行きたいと思いますよね。
この記事では、鼻水が透明さらさらはインフルエンザと関係あるのかや、鼻水が止まらない時の原因や止め方をご紹介します。
鼻水が透明でさらさらするのはインフルエンザでも関係ある?
鼻水が出る時の状態としては、
- 透明か色がついているか
- さらさらかネバネバか
に分類されます。
それそれに原因がありますが、この記事では、鼻水が透明でさらさらの状態についてご紹介していきます。
特に冬場に鼻水が止まらない状態が続くと、インフルエンザではないかと心配になりますよね。
普通の風邪の場合は、風邪をひくとすぐに鼻水が出て、「風邪をひいたかも・・」と気付くサインにもなります。
インフルエンザの場合は、関節痛や高熱が出たりしてから鼻水が出ることが多いと言われています。
ですが、インフルエンザにかかったことがある人からしてみれば、関節痛や高熱がスゴすぎて、鼻水って出てたっけ?と思う人もいるのではないでしょうか。
一般的に、インフルエンザの場合は鼻水が出る時と出ない時もあり、出る時は風邪と同じように、
最初の鼻水は透明でさらさら、治りかけてくるとネバネバしてきます。
また、インフルエンザの症状が重い場合には、二次的に細菌感染などを起こして、緑色や黄緑色などのどろっとした膿のような鼻水が出ることもあります。
この場合は肺炎や気管支炎、副鼻腔炎などを併発している可能性がありますので、病院にて受診しましょうね。
インフルエンザを疑う場合は、鼻水で判断するよりも、高熱や関節痛があるかどうかで判断した方が良さそうですね。
結論としては、鼻水が透明でさらさらはインフルエンザと関係がないわけではない、ということです。
鼻水が透明でさらさらして止まらないのはアレルギー性鼻炎!
鼻水が透明でさらさらしたものがインフルエンザと関係がないわけでもないということになれば、
鼻水が透明さらさらしていて止まらないという状態は何が原因か?と思いますよね。
それは、花粉症などのアレルギー性鼻炎が有力です。
風邪をひいた場合、ひきはじめの鼻水は透明でさらさらですが、体内に入ったウイルスや細菌をやっつけた後の死骸が鼻水に混じるので、
ネバネバした黄色や緑色の鼻水に変わっていきます。
一方、アレルギー性鼻炎の場合は、花粉やハウスダストなどの「アレルゲン」が鼻の粘膜に付着すると発症しますので、鼻水・鼻づまり・くしゃみ等の症状が現れます。
花粉症はウイルスや細菌とは関係ないので、鼻水がネバネバしたり色が変わったりすることはありません。
ちなみに、花粉症などのアレルギー性鼻炎にあって、風邪にはない症状は
- 鼻づまり
- 連発するくしゃみ
- 朝方に症状が辛くなる
- 目のかゆみ
- 症状が2週間続く
などが主な症状ですので、判断する際の参考にしてください。
鼻水が透明でさらさらしている時の止め方は?
鼻水が透明でさらさらしている時はやっぱり不快なので、できれば鼻水が出るのを止めたいですよね。
鼻水が透明でさらさらしている時の止め方ですが、花粉症の症状を抑えるということにつながります。
花粉症の症状を和らげるのには、「花粉を入れない」こととよく言われますが、マスク着用や薬以外に何か対策はあるんでしょうか。
鼻水を止める方法をご紹介します。
少しだけ水を口に含んでおく
水を少しだけ口に含んでおく方法は結構効果があるそうです。
鼻水は鼻の粘膜を潤すために、常に循環して喉に流れています。
鼻水が出ている間は、喉に鼻水が流れずに外に出てしまっているので、喉に鼻水を誘導して鼻水を止めます。
ですので、口に水を含んでいると、唾液と一緒に鼻水も飲み込もうとする働きが起こります。
つまり、鼻水を飲み込んでしまおうということらしいですが、個人的には飲み込まずに出してしまう方がいいかなーと思います。
深く息を吸って鼻をつまむ
鼻水を止める効果が高いといわれている方法です。
やり方は、深く息を吸って息がなくなるまでゆっくりと息を吐き、鼻をつまんだら頭を上下にゆっくりと動かします。
空を見て地面をみるまで2秒くらいの間隔がいいそうで、息を止められるギリギリまで続けましょう。
レンコンのおろし汁を鼻の中に塗る
レンコンのおろし汁を脱脂綿やガーゼに湿らせて鼻に詰めます。
レンコンには粘膜を健康にするムチンという成分と抗ウイルス作用やヒスタミン抑制作用があるため、鼻水鼻づまりに効果が期待できます。
鼻に詰め物をするので、花粉はシャットアウトできますね。
一度だまされたと思って試してみてもいいのではないでしょうか・・・。
鼻を強くかむと中耳炎になる恐れあり
私もそうですが、鼻水が止まらないととにかく鼻をかみます。
鼻の奥で鼻水がまとわりついた感じがして仕方ない時なんかは、思わず鼻を強くかんでしまいます・・・。
鼻水はすすって押し戻すよりも、外に出す方がいいといわれていますが、鼻のかみ方には注意が必要です。
間違った鼻のかみ方をしていると、鼻血が出たり、耳が痛くなったり(中耳炎)、気管支炎や肺炎などにつながる場合もありますので、正しい鼻のかみ方をご紹介しますね。
- 片方ずつかむ・・・片方の鼻をきちんと押さえます。
- 鼻をかむ時には、口から息を吸う
- ゆっくりと小刻みにかむ
- 強くかみ過ぎない
反対に、やってはいけないかみ方は、中途半端にかむ、鼻をほる、です。
鼻の中に残った鼻水や、鼻をほったときにできた傷から細菌が入ってさらに悪化する可能性があるので注意しましょう。
鼻を強くかんだり、両方の鼻をふさいでかむと、中耳炎になる可能性があります。
中耳炎は耳の痛みや発熱、耳だれなどの症状が起こります。
鼻水はうがい手洗い、マスクなどで軽減できる! -まとめ-
鼻水が透明さらさらするのはインフルエンザと関係が全くないとは言えません。
インフルエンザの場合でも鼻水が出る場合がありますが、他の症状がキツいので、鼻水なんか出てたかどうか印象が薄い症状のようです。
ですので、鼻水の状態でインフルエンザかどうかを判断するより、関節痛か高熱があるかどうかを基準にした方が良さそうです。
鼻水が透明でさらさら止まらない状況は、気になって集中力がなくなって、仕事や家事にも支障が出ますよね。
鼻をかみたいと思っても、家以外の場所だと、周りの目も気になって鼻がかめずにすすることに・・・。
かといって、鼻を思い切りかめても、かみ過ぎで、鼻の周りが赤くなってカピカピ、ヒリヒリして本当に辛い時期ですね。
鼻水が透明さらさらなのは花粉症などアレルギー性鼻炎の時の症状で、
鼻水を止めるには、マスクやうがい手洗いで花粉を体内に入れない工夫をするのが一番良い方法です。
鼻炎の薬を飲めば、鼻水は楽にはなりますが、人によっては眠くなったり喉が乾いたりするので薬を飲みたくない人もいるでしょうね。
そんな時は、ご紹介した鼻水を止める方法を試してみてもいいかもしれません。
ただし、人によっては効果がない場合もありますのでお気をつけくださいね。
鼻水が止まらない状況は、風邪・インフルエンザ・花粉症のいずれかと考えられますが、病院を受診するのが一番確実です。
病院に行くまでに、ちょっと知識を入れておきたい時などにこの記事を参考ししていただけると幸いです。