そろそろ、花粉症の季節がやってきましたね。
外はまだ寒いし、鼻水が止まらない・・・そんな時、鼻水が透明でネバネバしているのはなぜなのか気になります。
鼻水が透明でネバネバするのは風邪か花粉症どちらのせいか、もしくはまた別の原因があるのでしょうか。
この記事では、鼻水が透明でネバネバするのは風邪か花粉症どちらのせいかや、長引くとどうなるか、
鼻水が透明でネバネバする原因、鼻水の色についてご紹介します。
鼻水が透明でネバネバするのは風邪か花粉症どっちのせい?
鼻水が透明でネバネバしているのは風邪か花粉症かどちらのせいなのか、わからない時がありませんか?
私は毎年1月下旬になると、風邪かな?と思うような症状がでてきて、鼻水が止まらなくなり咳も出てきて辛いので、耳鼻咽喉科に受診すると、
風邪と花粉症を一緒にこじらせていることが多いですね。
私のような場合もありますが、風邪・花粉症いずれの場合も鼻水が出るのは「異物を排除するため」に起こる現象なわけです。
鼻水やくしゃみなど鼻の症状には、
- 花粉やホコリ、ダニなどに対するアレルギー症状 →花粉症
- ウイルスや細菌が感染して起こる炎症 →風邪
- 温度の寒暖差による症状
の3つに分類されます。
花粉やホコリ、ダニなどに対するアレルギー症状
花粉症は、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉を異物として体が感知して、「アレルゲン」であると認識すると、体外に排除する為にアレルギー反応が起こります。
その反応が、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状として現れます。
また、ホコリやダニ、カビについてもアレルゲンと認識されて同じような症状が起こる場合があります。
一般的に、この時の鼻水は透明でさらさらした鼻水が出るとされています。
ウイルスや細菌が感染して起こる炎症
風邪の場合は、ウイルスや細菌に感染して、鼻やのどの粘膜で炎症が起きます。
その炎症を鎮めようとして、細胞がウイルスや細菌と戦った結果、ウイルスや細菌の死骸などが鼻水やたんに含まれて、体の外に排出されます。
そして、風邪の場合の鼻水は最初は透明でネバネバ粘り気があり、日がたつにつれて、透明から黄色や緑色を帯びてくるようになります。
温度の寒暖差による症状
鼻には、空気を吸い込む働きがあり、できるだけ体温と同じくらいの温度にしてから肺に送ろうとします。
例えば、ラーメンなど熱い汁物を食べる時に、急に熱い空気が入ってくると一旦冷やそうとして鼻水を出します。
一方、急に冷たい空気が入って来た時には、湿り気を与えて温めようと血流を促そうとするので、いつもより多くの鼻水が出ます。
この時は、比較的透明でさらさらした鼻水が出るとされています。
これら3つの鼻の症状と照らし合わせてみると、鼻水が透明でネバネバしているのはどちらかというと、風邪のせいであるという説が有力ではないでしょうか。
鼻水が透明でネバネバして止まらないのが続くとどうなる?
鼻水が透明でネバネバしていて止まらない時があるますが、そんな時はどのような対処をすればいいのでしょうか。
鼻水が透明の場合は、さらさらしていれば、花粉症などのアレルギー性鼻炎、または急性鼻炎(鼻風邪)の初期症状と言われています。
また、鼻水がネバネバと粘り気があったり色がついていたりすると、副鼻腔炎、風邪、急性細気管支炎などが疑われます。
これらの情報を合わせてみると、鼻水が透明でネバネバしているのは、風邪の引き初め~治りかけにかけての状態と考えられます。
そして、鼻水が止まらない場合は、鼻をかみつづけたり、咳が出るようになったりすることが多いですよね。
鼻をかみつづけると、皮膚が荒れまくってヒリヒリと痛いし、咳が止まらないのは苦しくて辛いです・・・。
私が耳鼻科に行って言われるのは、咳が止まらないのは鼻水が喉に流れてしまい、痰として溜まり、それを押し出す為に咳が出るのだと説明を受けます。
これは、後鼻漏という症状で風邪がひどくなると発症する場合があります。
鼻水が止まらない原因が風邪であれ、花粉症であっても改善する方法としては、
- 栄養バランスのとれた食事を摂る
- 十分な睡眠をとる(質・量ともに)
- ゆっくりと休養する
という生活習慣の見直しが必要とされています。
鼻水が透明ネバネバして止まらない原因は?
鼻水が透明でネバネバしてとまらない原因は風邪のせいということになります。
風邪の引き初めの鼻水は透明でさらさらしていますが、風邪のウイルスと身体が戦っていくうえで、鼻水は
透明さらさら⇒ 透明ネバネバ⇒ 黄色かみどり色のネバネバ
に変化していきます。
鼻水が透明でネバネバの状態は、まさに風邪ウイルスと戦っている時であり、この状況が終わらないと風邪が治らないということになります。
鼻水が透明でネバネバしている状態って、不快で辛いですが、風邪の治りかけということですので、止めようとせずに出し切った方が快復の近道ですね。
鼻水の色で病気がわかる!
鼻腔から分泌される鼻水は、ウイルスや細菌から身体を守る役割をしています。
鼻水は基本的に無色透明ですが、様々な原因によって色がつくことがあります。
鼻水に色がついている時は、何か身体に異常がある可能性がありますので、要注意です。
- 褐色・・・鼻血や炎症などによる出血(黒っぽくなることがある)
- 透明で粘りがある・・・細菌やウイルスが侵入した場合(花粉症などのアレルギー反応でもある)
- 青っぽい・・・タンパク質不足
- 黄色・・・細菌やウイルスが体内に侵入して、それを攻撃するために働いて死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれている
鼻水の量や色は健康のバロメーター! -まとめ-
鼻水が止まらない時は、鼻をかんだり、すすったり、酷くなると咳が止まらなかったりしてかなり不快な時間を過ごす事になります。
鼻水が止まらない場合は、その鼻水が
- 透明でさらさら
- 色味がありネバネバしているかどうか
を、まず見極める必要があります。
鼻水が透明でさらさらの場合は、急性鼻炎(鼻風邪)の初期症状かアレルギー性鼻炎や花粉症の疑いがあります。
また、鼻水がネバネバしている場合は、副鼻腔炎、風邪、急性細気管支炎などが疑われます。
ということで、鼻水が透明でネバネバしている状態は、風邪の初期症状から治る方向に向かっている状態なので風邪をひけば、避けることができない状況なんです。
つまり、ウイルスや細菌と身体が戦っている真っ最中ぐらいでしょうか。
鼻水が透明ネバネバは不快ですが、身体が頑張っている時なので、早く風邪が治るように、休養したり、栄養のあるものを食べるなどするようにしてくださいね。
鼻は何らかの病気になると、吸い込んだ空気が浄化されなくなる他にも、口呼吸をするようになります。
鼻はフィルターのような役割をしていて、肺や気管を守るためにキレイな空気を肺に送り込むので、風邪などの異常があると、
ウイルスや細菌が喉や肺に直接入り込んでしまいます。
そうすると、肺炎など重症化してしまいますので、そのウイルスや細菌と戦う必要があるんです。
鼻水は身体がウイルスや細菌と戦って、免疫力がちゃんと働いているという証拠なんですね。
鼻水の量や色で健康状態がわかるほど、バロメーターとして役立ちますので、ちょっと気にかけてみましょうね。